June 08, 2005
いやいや、奥が深い、奄美の三線
写真のように、糸は黄色くて細いのが特徴的。
沖縄の三線だと、大体、高くてもC−F−Cがいいとこかな、本調子で。
奄美の場合は、G−C−Cが基本らしい。つまり、ギターでいうと5フレットカポぐらいまで、沖縄のチューニングよりも音が高いわけですよね。
さらに、棹に挟んでいるのが、奄美のバチですね。
竹ヒゴのような素材です。樹脂製のもあるのかな、確か。
これは、長くて弾力性もあるので、細い糸を弾いた後に、胴にパチパチ当たるんですね。さらに、胴に当てて、再度弦を弾き返すような奏法もあるんですね。とにかく、弦の細さとこの竹ヒゴによるバチの影響で、沖縄の三線よりも、演奏テクニックは高度だと思います。
さて、この投稿では、この三線について、沖縄と奄美の違いについて、私の持論で解説してみたいと思う。。。。
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さて、私は三線は弾く事は出来るが、クンクンシー(工工四/三線の楽譜)を読む事は全くもって出来ない為、ここでは三線を知らない人にも解りやすいように、自作のダイアグラムを用意したので、それを使って解説したいと思います。
図1
女絃 開―×―○人―×―◎中―◎小―× ―○小
中絃 開―×―○人―×―◎中―◎小―○小―
男絃 開―×―○人―×―◎中―
まず上記図1が、沖縄の三線のフィンガリングをダイアグラムにしたもの。男絃が一番太く低い弦。チューニングは本調子、男絃よりC−F−Cです。ポジションはギターのフレットのように半音階ずつにしてある。
ところが、三線では、図の×印のポジションは滅多に使わず、主に、頻繁には◎印のポジション、たまあに○印のポジションが用いられる。
印の横にある漢字は、それぞれのポジションで使う指の名前。開とあるのは開放弦。
もちろん、開放弦は頻繁に使うので、このダイアグラムの◎印と開放弦を紡いで、音階を作ると、中絃を相対音階のドの音とすると、、、
ドミファソシドとなる。
いわゆる、レとラが抜けた琉球音階といわれる音階で、頻繁に使われます。
ところが、誤解のないように補足しておくと、沖縄には、八重山地方からの民謡や、日本本土からの唄等、古くから外来の唄がたくさん流入してきているため、八重山民謡等では、○印の音も普通に出てくるし、大和唄系では×印を使った、マイナー音階の曲も結構存在するんですね。全てが、琉球音階のみで作られているわけではないんです。
一方、奄美の三線はどうか?
図2
女絃 開―×―◎人―×―×―◎薬―×―◎小
中絃 開―×―◎人―×―×―◎薬―×―
男絃 開―×―◎人―×―×―
奄美の三線は、まだ全てを理解出来ていないので、間違った部分があるかもしれない。ただ、私の解析の結果は、このようなフィンガリングとなる。
沖縄の三線では、曲にもよるのだろうが、一般的には図1のように、薬指を使わない運指なのだが、奄美では中指を全く使わないようだ。奄美を訪れた際に、以前にも紹介した唄者、中孝介くんが教えてくれた。そして薬指を多く使い、なおかつ、ハンマリング・プリングを多用しながら、装飾音をつけていく奏法がメインだ。これは、ブルーズギターで頻繁に使われるテクニックで、クラプトンがスローハンドといわれる原因となった奏法なのである。なんと、奄美の唄者は、三線でこのテクニックを必ず使うから恐れ入る!!
この時点で、沖縄の三線よりもテクニックが高度なのだが、さらに、前述の通り、かえしバチのような技術も、この奏法と併せて用いられるわけです。
この図2で、沖縄の三線と同様に開放と◎印を紡いで行くと、やはり中絃開放をドにして、
ドレファソラドという音階になる。ミとシが抜けているんですね!!
いやあ、この音階が、非常に絶妙で、メジャー音階とマイナー音階が混じり合ったような、不思議な旋律なんですね!!そして、一回だけ聴いてもメロディを認識しにくい音階だともいえる。
しかしながら、先ほどの、ハンマリング/プリング、さらには返しバチ、そして唄う方でも、こぶしやファルセットのような技術を駆使しながら、弾き語りをやるわけですから、奄美の唄者達のテクニックは、相当なレベルといえるでしょうね!!スゴイです。
私は、奄美の三線については、全くもって初心者なのですが、それでも、中村組のCDや元ちとせの民謡曲集『故郷(しま)・美(きょ )ら・思(うむ)い』 にも収録されている、“らんかん橋”という哀しい曲が、メロディも覚えやすかったので、トレーニングしています。
でも、唄は、いつまでたっても無理そうだな!!
みなさん、是非、奄美の島唄を聴いてみてはいかがでしょうか!
特に、最近沖縄の三線を弾き始めた人には、世界感が変わりますよ。。。。

アマミシマウタ
図1
女絃 開―×―○人―×―◎中―◎小―× ―○小
中絃 開―×―○人―×―◎中―◎小―○小―
男絃 開―×―○人―×―◎中―
まず上記図1が、沖縄の三線のフィンガリングをダイアグラムにしたもの。男絃が一番太く低い弦。チューニングは本調子、男絃よりC−F−Cです。ポジションはギターのフレットのように半音階ずつにしてある。
ところが、三線では、図の×印のポジションは滅多に使わず、主に、頻繁には◎印のポジション、たまあに○印のポジションが用いられる。
印の横にある漢字は、それぞれのポジションで使う指の名前。開とあるのは開放弦。
もちろん、開放弦は頻繁に使うので、このダイアグラムの◎印と開放弦を紡いで、音階を作ると、中絃を相対音階のドの音とすると、、、
ドミファソシドとなる。
いわゆる、レとラが抜けた琉球音階といわれる音階で、頻繁に使われます。
ところが、誤解のないように補足しておくと、沖縄には、八重山地方からの民謡や、日本本土からの唄等、古くから外来の唄がたくさん流入してきているため、八重山民謡等では、○印の音も普通に出てくるし、大和唄系では×印を使った、マイナー音階の曲も結構存在するんですね。全てが、琉球音階のみで作られているわけではないんです。
一方、奄美の三線はどうか?
図2
女絃 開―×―◎人―×―×―◎薬―×―◎小
中絃 開―×―◎人―×―×―◎薬―×―
男絃 開―×―◎人―×―×―
奄美の三線は、まだ全てを理解出来ていないので、間違った部分があるかもしれない。ただ、私の解析の結果は、このようなフィンガリングとなる。
沖縄の三線では、曲にもよるのだろうが、一般的には図1のように、薬指を使わない運指なのだが、奄美では中指を全く使わないようだ。奄美を訪れた際に、以前にも紹介した唄者、中孝介くんが教えてくれた。そして薬指を多く使い、なおかつ、ハンマリング・プリングを多用しながら、装飾音をつけていく奏法がメインだ。これは、ブルーズギターで頻繁に使われるテクニックで、クラプトンがスローハンドといわれる原因となった奏法なのである。なんと、奄美の唄者は、三線でこのテクニックを必ず使うから恐れ入る!!
この時点で、沖縄の三線よりもテクニックが高度なのだが、さらに、前述の通り、かえしバチのような技術も、この奏法と併せて用いられるわけです。
この図2で、沖縄の三線と同様に開放と◎印を紡いで行くと、やはり中絃開放をドにして、
ドレファソラドという音階になる。ミとシが抜けているんですね!!
いやあ、この音階が、非常に絶妙で、メジャー音階とマイナー音階が混じり合ったような、不思議な旋律なんですね!!そして、一回だけ聴いてもメロディを認識しにくい音階だともいえる。
しかしながら、先ほどの、ハンマリング/プリング、さらには返しバチ、そして唄う方でも、こぶしやファルセットのような技術を駆使しながら、弾き語りをやるわけですから、奄美の唄者達のテクニックは、相当なレベルといえるでしょうね!!スゴイです。
私は、奄美の三線については、全くもって初心者なのですが、それでも、中村組のCDや元ちとせの民謡曲集『故郷(しま)・美(きょ )ら・思(うむ)い』 にも収録されている、“らんかん橋”という哀しい曲が、メロディも覚えやすかったので、トレーニングしています。
でも、唄は、いつまでたっても無理そうだな!!
みなさん、是非、奄美の島唄を聴いてみてはいかがでしょうか!
特に、最近沖縄の三線を弾き始めた人には、世界感が変わりますよ。。。。

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コメント一覧
1. Posted by zak
June 09, 2005 03:57
昨年長唄の杵屋さんからロスで三味線をならいました。もちろんタブ譜でですが、ギター弾くので
なんかかんだ音楽になってしますのですが、、
これはB E Bのチューニングでした。また
歌い手に合わせて勝手にキーを変えちゃうのですよね。。カポなんてないので、、キューンキューンと
上げて行っちゃう。。乱暴ですね。。
ただ音が少ないのと、やる曲がだるいので飽きましたけどね。。
これも一つの経験でした。
スラックキーギターもレッスン取りました。
これも経験。。
なんかかんだ音楽になってしますのですが、、
これはB E Bのチューニングでした。また
歌い手に合わせて勝手にキーを変えちゃうのですよね。。カポなんてないので、、キューンキューンと
上げて行っちゃう。。乱暴ですね。。
ただ音が少ないのと、やる曲がだるいので飽きましたけどね。。
これも一つの経験でした。
スラックキーギターもレッスン取りました。
これも経験。。
2. Posted by bluesman
June 09, 2005 04:09
杵屋さんっていろんなとこで、拝見しますね。
私も、某 銀座 山○楽器時代に、お売りした事があります。たしか、歌舞伎座で三味線つけてる人でした。
本調子は基本的に、ドーファード の相対関係ですね。これは、A D A、B E B、C F C、D G D、 さらに、G C G、全て、同じ相対関係ですね。
お三味も、ネックが長いだけで、基本的には一緒。
だから、沖縄、奄美、日本って、三味類は、全て同じチューニングなんですね!!これは、とても興味深いところです。
でも、全く毛色の、異なる音楽なんですね!!
私も、某 銀座 山○楽器時代に、お売りした事があります。たしか、歌舞伎座で三味線つけてる人でした。
本調子は基本的に、ドーファード の相対関係ですね。これは、A D A、B E B、C F C、D G D、 さらに、G C G、全て、同じ相対関係ですね。
お三味も、ネックが長いだけで、基本的には一緒。
だから、沖縄、奄美、日本って、三味類は、全て同じチューニングなんですね!!これは、とても興味深いところです。
でも、全く毛色の、異なる音楽なんですね!!





