May 08, 2006

クリームの素晴らしき世界 〜 Wheels Of Fire

クリームの素晴らしき世界

さて、クリームのオリジナル三部作レヴュー。。。当初は、3日間連続にて書き通す予定でしたが、なにせ、ここのところ、更新サボリがひどくて、連休をまるまる掛けてしまいました・・・・

ひどいひどい!!

ここでは、三部作の最終章である、二枚組の大傑作。。。。Wheels Of Fireであります。。。

このアルバムをもって、クリームは解散への道筋を辿って行くわけですが、全体としての印象は、まず、ジャック・ブルースと、前作引き続き、プロデュースを担当した、フェリックス・パパラルディーによる、二人の主導権が如実に現れているのと、クラプトンが、リードボーカルを一切とらず、ギターワークに徹しているということ。。。。
そして、ジンジャー・ベイカーのドラムワークが、前二作に比べて、ライブでの、ドカスカチャーーーンな、テンション高いものになっているといいますかね・・・・

そして、クリームの本来の姿とも言うべき、ライブバージョンの1枚も付属された、ダブルアルバム形式でのリリース・・・

スタジオバージョンの1枚についても、ハウリン・ウルフの、Sittin' On Top Of The World、、そして、アルバート・キングのBorn Under Bad Signの二曲のブルーズカバー。カバー曲でありながら、いずれも、クリームのライブではお馴染みのナンバー。

そして、何個ものライブバージョンがリリースされている、オリジナルのブルーズナンバー、Pliticianも、クリームの曲としてはお馴染みのナンバーであります。。。。

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そして、やはり、ホワイト・ルームと、クラプトンの伝説的なギター、クロスロード。。。。。

つまり、このアルバムを聴けば、クリームの、代表的なナンバーが、どしどし押し寄せて来るし、この1枚に、サンシャイン・ラヴを加えれば、実は、クリームというのは、、、、大体おしまいなのです・・・・表面上は・・

二年ほどの短命なバンドでした。。。


このアルバムの後、解散後に発表された、グッバイ・クリームもありますが、やはり、このアルバム以降は、このバンドの消滅を偲ぶ、企画盤に過ぎない・・・しっかりとした、アーティストコンセプトが示されたのは、このアルバムが最後ですね・・

細かな部分を、詳細に検証すると、実は、このバンドの最後のアルバムにふさわしい、泥臭い、人間模様が浮き彫りになります・・・

まず、プロデューサーのフェリックス・パパラルディーによる、オーバーダビングが、随所に出て来る・・・

この人は、音大卒業で、マルチプレイヤー・・・さらに、ジャック・ブルースも、ベースだけでなく、チェロやキーボード、さらには、クラプトンを除けて、アコギも弾いてます・・・

ブルージーな曲が多いながら、ブルージーな雰囲気に乏しいのは、実は、ここいら辺りが所以でありましょう。。。。

パパラルディは、ホワイトルームで、ヴィオラ、さらにこれにオクターブ下で、ジャックのチェロ。。。イントロの5拍子のところです。。ジンジャーも実は、ドラムではなく、ティンパニーをオーバーダビングしていますね・・・

パパラルディーは、他にも、3曲目の、パッシングタイムでは、鉄琴を、さらに、ジンジャーのラップ調のボーカルで、再結成時も湧かせた、ねずみといのししでは、トランペットを吹いています・・・

4曲目、お前の言うように  では、なんとクラプトンがいない!!!

ジンジャーもハットのみ!!

後は、ジャックのアコギとチェロ、これに、パパラルディーのヴィオラが・・・

全編でリードボーカリストとしてのジャック・ブルースの姿。。つまり、このアルバム、プロデュース/パパラルディ、そして、フロントがジャック・ブルースという、そんな構図が如実に現れている、アルバムですね。。
ジンジャーとクラプトンは、完全に脇役に徹している、、、そういう趣が漂っています・・・・

クリームが、実は、3人ではなく、4人(あるいは5人、6人??)になったあたりから、解散の道を漂い始めたというのは、私の持論なのですが、あるのかもしれません・・・やはり、4人になると、派閥が出来てしまいますからね・・・3人なら、手を取り合うと言うか、そう過ごして行くしかないじゃあないですか・・・

ジャックとパパラルディーが、つるみ過ぎたのでしょう・・・これに、クラプトンのモティベーションが失せて、ジンジャーが怒りに任せてドラムを叩き切った。。。そんな背景がみえているような気がします・・・

しかしながら、この1枚目の、最後の曲、“荒れ果てた街”はとてもクリームらしい曲です。。。。

ジャックが、ハイテンンションで歌い、クラプトンのギターソロ、その後ろで、ジンジャーが煽ること煽ること、、、尋常でない彼らの3人のライバル心剥き出しの、プレイが恐ろしいほどであります・・・

クリームの最末期の、とても奇跡的なアルバム・・・

いろんなドラマがみえる、素晴らしいアルバムですね。。二枚目のライブ盤については、もう説明するまでもありません・・クロスロード、スプーンフル、、、、

この3曲目の、トレインタイム。。。

この曲で、私は、ブルースハープを始めたのでした・・・

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トラックバック一覧

1. クリーム  [ まい・ふぇいばりっと・あるばむ ]   June 15, 2006 01:07
4 NO.00164 クリームのベストアルバム『ザ・ヴェリー・ベスト・オブ〜』 コーヒーを飲む時に欠かせても、クラプトンを語る時には欠かせないクリームです。 グループ名とは違って意外と甘くなくトッツキニクイ印象が個人的にはあって、それは「愛しのレイラ」の....

コメント一覧

1. Posted by ジェイ加藤    May 08, 2006 10:07
お世話になってます。
昨年の再結成からちょうど一年ですか。
ブログでも結構盛り上がっていたことを懐かしく思い出します。

6人目のクリームはロバート・スティグウッド、7人目はトム・ダウドですかね!
2. Posted by ブルーズマン    May 08, 2006 16:07
ジェイ加藤 さん

お世話になります。そうですね。。ちょうど1年前でした。クリームの再結成のお話で、ブログ上で盛り上がりましたね。

そうそう、トム・ダウドの映画は、ご覧になられたようですね。どうだったのでしょうかね?!まだ、やってるのかしら・・・

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本名・古田将幸(ふるた まさゆき)
1973年1月。千葉県鎌ヶ谷市くぬぎ山出身。
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