September 15, 2006
No Direction Home
No Direction Home (2pc) (Full)かねてより、観ようと思っていた、ディランのドキュメンタリー映像。
60年代のディランを追いかけた、この映画、やっと手に入れて昨夜見ることが出来ました!
私がいつも呑みに行く、新大橋のBar OZZの常連さんで、これまた音楽好きのお客さんがいらっしゃるのですが、この方も、マーティン・スコッセッシの、音楽ドキュメンタリー映画は、くまなくチェックしているらしく、その中でも、この作品は最高に面白いということで、購入の決め手になったのです。
それにしても、クラプトン等の、ルーツを辿っていくような文献や、映像といったものは、結構いろいろあるかと思いますが、ディランのものは、これまであんましなかったような気がします。
なおかつ、この映画では、現在のディランも、過去の自分の出来事についてカメラの前で解説を語っている・・・・
実際、こんなにしゃべるディランを観たのは初めてかと思います。
ああああ、結構しゃべる人なんだなあと・・・・
しかも、一言一言の言葉が、とても仙人のように達観した感もあって、非常に深いわけです。
彼のライブを、何度か観にいきましたけど、全くMCを挟まず、愛想も悪い。ただステージに出てきて、ギターを抱えて歌い、終わったらとっととステージを後にする・・・そのぐらいしゃべる姿には、お目にかかったことがない人物なんですね。
この映画では、、、、、
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62年のデビューから、66年のかの有名な、“エレクトリック騒動”までの60年代のディランを見事に追いかけている。田舎町から出てきて、ニューヨークのヴィレッジのカフェで演奏し始め、いろんなフォークシンガーとの出会い、そして、コロンビアからのデビュー。。。
この頃の、仲間である、ピート・シーガーや、ジョーン・バエズ、ピーター・ヤーローといったフォークシンガー達がインタビューで語っている。時代的背景もあってか、反戦、プロテストソング、メッセージソング、といった政治的、左翼的な運動と連動していったフォークシーンを振り返っているが、ディランだけは、そういうものから抜け出ていって、やがてロックスターになっていく、そんな才能というか、器を持っていたということでしょう。
DVDの前半では、主に、アコースティックギターと、ホルダーハープを吊り下げたヤング・ディランがフィーチャーされていて、ニューポートのフォークフェスだったり、ジョーン・バエズとのデュエットだったりの映像が多いのですが、同時に、デモ行進のニュース映像や、キング牧師の演説、さらには、ケネディ大統領の暗殺など、当時の世情を表し、それとリンクするフォークミュージックシーンなどの映像は、やはり、ディランがコメントしている通り、全く音楽的な雰囲気がなく、うんざりするような世の中だったのかなああ、と当時生まれても居ない私は思ってしまいました。。。。
ディランは、だんだん、そういう世の中に対するメッセージとはかけ離れた歌を、どんどん歌うようになっていって、やがて、問題のバンド化騒動で、一気に観客の攻撃の矢面にさらされる。。。
この映画のタイトル、“No Direction Home”というのは、そのエレキ化騒動の象徴的な歌、“Like A Rolling Stone”の歌詞の一節なのですが、この曲を、バターフィールド・ブルースバンドと、ニューポートで初めて演奏したときの、観客のブーイングは異様なものですね。
さらに、バエズやシーガーまでもが、このときのディランを未だに非難している感もあって、明らかな大きな出来事だったのだなあ、と思いました。
でも、このニューポートの、マイク・ブルームフィールドのギターが、明らかに音がでかい!!!
もちろん、プレイ自体は、素晴らしいし、彼の真骨頂を存分に発揮させたディランも素晴らしいと思います。でも、アコースティックファンは、やはり、許せなかったのでしょう。。今の時代に、こんなに音楽についての思いに垣根があるとは思えないので、この時代の音楽シーンが、このようなムードがあったのでしょうね。。。。。
でも、この頃から、アル・クーパー(org)や、ロビー・ロバートスン(gt)等の、ロック職人が参加し始めて、それまでのディランをとりまく人脈が、ローカルなフォークシーンから、一気にこの時代を沸騰させたロックシーンに転換していったのは、明らかに判りますね。
最後、後の、ザ・バンドの面々と、ヨーロッパにツアーに出たところで、ディランのインタビューのやりとりがとても面白い。
インタビュアーに逆に尋ね返したり、食って掛かったり。。。
この場面を見たとき、メトロポリタンTVでやっている、石原都知事の定例記者会見を思い出しました。
とても思慮深い眼差しで、インタビュアーを睨み返しているディランは、ちょっとおっかないです!!
ロイヤルアルバートホールでのライブで、観客に、“裏切り者のユダめ”と罵られるも、、、、
自らのテレキャスターでコードをじゃらじゃら弾きながら、その観客に、“I don't believe you.(でたらめだ)”“You're a liar.(嘘つきめ)”と罵り返しながら、ガース・ハドスンのオルガンが一気にライク・ア・ローリング・ストーンのフレイズに入っていく辺りは、めちゃくちゃカッコイイ!!ロビー・ロバーソスンのギターも最高にいい音出してますしね・・・
そして、なにより、ディランのボーカルが、切れまくっている。いつものスーパー音痴な感じなんですが、その切れ具合が、とてもカッコいいんですね!!目つきもやばい、やばい、、、、、
この後、ディランは、バイクの事故に遭遇、大怪我を追って、60年代は一旦シーンを離れる。その間に、クリームやジミ・ヘンドリックス、そして、ツェッペリン等の大物が登場してくるわけですが、その間ディランは、ザ・バンドの面々たちと水面下でセッションを繰り返し、ツアーに復帰するのは74年まで待つことになるようです。
私も、文献等で、そういえばという感じなのですが、実際、ディランの60年代は、この66年あたりで終わっているんですね。実はね。。。
そうすると、デビューからあっという間にスターダムにのし上がり、そして、あっという間に姿を消した感じが、当時のシーンにはあったのかもしれません。。。
私は、どちらかというと、それ以降のディランが好きなので、60年代のディランには興味がなかったのですが、なかなか見応えのあるドキュメンタリーでした。
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この頃の、仲間である、ピート・シーガーや、ジョーン・バエズ、ピーター・ヤーローといったフォークシンガー達がインタビューで語っている。時代的背景もあってか、反戦、プロテストソング、メッセージソング、といった政治的、左翼的な運動と連動していったフォークシーンを振り返っているが、ディランだけは、そういうものから抜け出ていって、やがてロックスターになっていく、そんな才能というか、器を持っていたということでしょう。
DVDの前半では、主に、アコースティックギターと、ホルダーハープを吊り下げたヤング・ディランがフィーチャーされていて、ニューポートのフォークフェスだったり、ジョーン・バエズとのデュエットだったりの映像が多いのですが、同時に、デモ行進のニュース映像や、キング牧師の演説、さらには、ケネディ大統領の暗殺など、当時の世情を表し、それとリンクするフォークミュージックシーンなどの映像は、やはり、ディランがコメントしている通り、全く音楽的な雰囲気がなく、うんざりするような世の中だったのかなああ、と当時生まれても居ない私は思ってしまいました。。。。
ディランは、だんだん、そういう世の中に対するメッセージとはかけ離れた歌を、どんどん歌うようになっていって、やがて、問題のバンド化騒動で、一気に観客の攻撃の矢面にさらされる。。。
この映画のタイトル、“No Direction Home”というのは、そのエレキ化騒動の象徴的な歌、“Like A Rolling Stone”の歌詞の一節なのですが、この曲を、バターフィールド・ブルースバンドと、ニューポートで初めて演奏したときの、観客のブーイングは異様なものですね。
さらに、バエズやシーガーまでもが、このときのディランを未だに非難している感もあって、明らかな大きな出来事だったのだなあ、と思いました。
でも、このニューポートの、マイク・ブルームフィールドのギターが、明らかに音がでかい!!!
もちろん、プレイ自体は、素晴らしいし、彼の真骨頂を存分に発揮させたディランも素晴らしいと思います。でも、アコースティックファンは、やはり、許せなかったのでしょう。。今の時代に、こんなに音楽についての思いに垣根があるとは思えないので、この時代の音楽シーンが、このようなムードがあったのでしょうね。。。。。
でも、この頃から、アル・クーパー(org)や、ロビー・ロバートスン(gt)等の、ロック職人が参加し始めて、それまでのディランをとりまく人脈が、ローカルなフォークシーンから、一気にこの時代を沸騰させたロックシーンに転換していったのは、明らかに判りますね。
最後、後の、ザ・バンドの面々と、ヨーロッパにツアーに出たところで、ディランのインタビューのやりとりがとても面白い。
インタビュアーに逆に尋ね返したり、食って掛かったり。。。
この場面を見たとき、メトロポリタンTVでやっている、石原都知事の定例記者会見を思い出しました。
とても思慮深い眼差しで、インタビュアーを睨み返しているディランは、ちょっとおっかないです!!
ロイヤルアルバートホールでのライブで、観客に、“裏切り者のユダめ”と罵られるも、、、、
自らのテレキャスターでコードをじゃらじゃら弾きながら、その観客に、“I don't believe you.(でたらめだ)”“You're a liar.(嘘つきめ)”と罵り返しながら、ガース・ハドスンのオルガンが一気にライク・ア・ローリング・ストーンのフレイズに入っていく辺りは、めちゃくちゃカッコイイ!!ロビー・ロバーソスンのギターも最高にいい音出してますしね・・・
そして、なにより、ディランのボーカルが、切れまくっている。いつものスーパー音痴な感じなんですが、その切れ具合が、とてもカッコいいんですね!!目つきもやばい、やばい、、、、、
この後、ディランは、バイクの事故に遭遇、大怪我を追って、60年代は一旦シーンを離れる。その間に、クリームやジミ・ヘンドリックス、そして、ツェッペリン等の大物が登場してくるわけですが、その間ディランは、ザ・バンドの面々たちと水面下でセッションを繰り返し、ツアーに復帰するのは74年まで待つことになるようです。
私も、文献等で、そういえばという感じなのですが、実際、ディランの60年代は、この66年あたりで終わっているんですね。実はね。。。
そうすると、デビューからあっという間にスターダムにのし上がり、そして、あっという間に姿を消した感じが、当時のシーンにはあったのかもしれません。。。
私は、どちらかというと、それ以降のディランが好きなので、60年代のディランには興味がなかったのですが、なかなか見応えのあるドキュメンタリーでした。
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1. 映画 DVD 気ままなブログに気ままに観に来てください。 [ 映画 DVD 気ままなブログ ] September 16, 2006 18:48
日本映画や海外映画、ドラマのジャンルを問わずに気ままにピックアップしています〜よかったらこれから見ようとしている映画やDVDの参考にしてください。





