January 08, 2008
No.12 Gibson EB3 1969
実は、私はこれまで、GibsonのSGベースを2度所有していました。
初めてのGibsonは、1996年の冬に中野の中古楽器屋さんで購入した、1962年製のEB-0です。このベースは、EB-3からリアピックアップをなくした、1ピックアップのベースです。この時期の製造品には、ブラックピックアップと呼ばれて、フロントにマウントされたハムバックPUのカバーが黒いもので、この希少価値から手放したときは、入手したときよりも高値で売れたのを憶えています。
そう、なぜだか、その中野の楽器屋さんでは、なんと10万円切った価格で売られていたので、ギターマガジンで掲載されていた広告を見て、日曜日にすっとんでいったのを憶えていますね。
このEB-0を2年ほど使用していたのですが、フロントピックアップだけというサウンドは、ものすごい深みのある低音しか出せずに、EB-3のブリっとしたサウンドとは明らかに違うもので、その部分が気になったわけです。既に、OrvilleのEB-3が手元にあって、比較すればわかる事ですからね。ここいら辺りが理由となって手放すことになりました。
2度目のGibsonは、2年前の2005年の秋。SGベースリイシューのエボニーを入手しました。このベースは、EB-3とピックアップ構成は同じで、コントロール部分を、PUセレクター無しで、1ヴォリューム/1トーンという構成。これは、ジャズベースと同じなのです。ネックもかなり細めで、弾きやすいという感じで購入を決めたのですが、やはり、手元のOrvilleに比べると、フロントPUは、低音が抑えられた印象。そして、リアピックアップは、高音域のカリカリした音しか出ない印象。実は、OrvilleのEB-3は、リアピックアップがとてもパワーがあるのだなあと、このリイシューを入手して初めて知るわけです。
そして、表題のこの1969年のEB-3。3度目のGibsonです。
サウンドは、もう、Orvilleから、さらに、もっと古臭くしたようなブルージーなサウンドですね。ピックアップセレクターが付いていますが、2ヴォリューム/2トーンの仕様は私にとっては、実は、とても細かく音作りが出来るので使いやすい。既に、あるとべんりの6周年のBllyroll、さらに、ドキドキちんぼーら東京の行徳でのライブで使用しました。
基本的な音作りとしては、まず、ピックアップセレクターで3を選択。これは、両方のPUが鳴りますが、そこから、私の場合、フロントのヴォリュームをやや絞り、リア主体にして、リアのトーンも状況によって絞っていくと、暖かい音と、アグレッシブな音が同居しているようなブーミーなサウンドになります。
また、このEB-3には、裏技もありまして、これは以前ベースマガジンで誰かが言っていたのですが、ピックアップセレクターのつまみの位置を、2(リアのみ)と3の間にすることも出来るのです。その位置の音がこれまたとてもぶっといサウンドで面白いのです。回線がどのように繋がれる事になるのかは全く不明なのですが、なんとなく、私がセッティングするようなリア主体でフロントをサブにしたようなサウンドになりますね。
この記事を読んだときに、OrvilleのEB-3でも同様のことを試したのですが、Orvilleでは、この位置でツマミをとめる事出来ませんでした。このセレクターつまみは、昔のテレビのチャンネルのようなもので、ガチャガチャっと、その位置にはまりこむようなものなのですね。ところが、このGibsonのほうは、こういうあいまいな位置でとめることが出来る。昔のストラトのハーフトーンのようなものなのでしょう。面白いところです。
しかしながら、リアピックアップのブーミーさは、ひょっとしたらOrvilleの方が上というのが私の評価です。Gibsonは、フロントとリアのピックアップのキャラクターが極端すぎるんですね。フロントは低音がありすぎる。そして、リアは低音がなさすぎる。なので、ミックスする必要があると考えています。
こうして、12年かけて、ジャック・ブルースに憧れ続けて、初めてのオールドのEB-3を手にしました。もちろん、私も喜んで使っているのですが、もっと喜んでいるのが、ちんぼーら東京のギタリストの下鳥君なのです。私の念願を、音楽性を、彼はよおく知っているものですから。。。。
この前の行徳のライブでも、Peyvyのアンプとの組み合わせで、実に太くてブルージーなサウンドを鳴ってくれていました。今後もライブでの使用が楽しみなベースであります。





