March 12, 2008
クロスロードギターフェスティバル 2007
Crossroads Guitar Festival 2007 (2pc)久しぶりに、DVDのレビューを書きましょう。
もうご覧になった方かも多いでしょう、クラプトンのクロスロードギターフェスティバルの2回目。前回2004年がテキサスでしたが、今度はシカゴで開催されました。
前回に比べると小規模になってしまい、一見縮小傾向にあるのかなと思いきや、中身については前回同様、出演ミュージシャンも見応えのある内容となっております。
前回に比べると、出演アーティストは、ブルーズ系の人脈や、クラプトン親派といわれる人たちが多いのか、前回のようにジャンルが多岐に渡っている感じはないのですが、それで、2枚組みのフェスティバル映像作品を作るには、たっぷりのコンテンツであります。
今回も、クラプトンの先輩世代(BBキング、バディ・ガイ、ヒューバト・サムリン)同世代(ジェフ・ベック、ジョン・マクラフリン、ジョニー・ウィンター、スティーヴ・ウィンウッドら)、弟子世代(デレク・トラックス、ドイル・ブラムホール、ジョン・メイヤーら)と、3世代にわたるギタリスト達が出演していて、非常に興味深い内容でした。
前回に比べると、フェス自体が小規模になっていたようで、開催は1日のみ、昨年7月28日の正午から日付が変わるころまで、2枚のDVDにはそれが時系列に、、、、、
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まとめられていて、フェス当日の流れが把握できます。
面白いのは、クラプトンに近い出演者たちが、ホストバンド的な役割を果たし、そのバンドに大物がゲスト的に出演しているところ。
デレク・トラックスのバンドにジョニー・ウィンターが、ロバート・クレイのバンドにジミー・ヴォーン、ヒューバート・サムリン、そしてBBキングが、ヴィンス・ギルのバンドに、アルバート・リー、シェリル・クロウ、ウィリー・ネルスンが、そして、クラプトンのバンドに、ロビー・ロバートソン、さらには、スティーヴ・ウィンウッドが入ってきているんですね。
それぞれ、スライドギター競演、ブルーズ系、カントリー系、往年のロックヒーロー系とまとめられていますが、このように、ホストバンドをクラプトンの“部下”ともいえるミュージシャンたちが努め、そこにゲストで大物が出演しているというのは、ショウ的にはいろんな人たちが観ることが出来、なおかつ、フェスの進行的にも、バンドの入れ替えがスムースで、効率的なので、この仕事の進め方はとてもクラプトンらしくてスマートなやり方だなあ、とあらためて感服しました。
さらには、この7月に開催したフェスを、11月にはパッケージにして販売しているあたり、クラプトンの仕事の速さが素晴らしい!
以前サンレコかなにかで記事が書かれていましたが、現在のクラプトン関係のコンサートには、Protoolsシステムが搭載された録音用の大型トラックと、映像収録のための大型トラックの2台のトラックが必ず会場の外でスタンバっているようで、ワン・モア・カー、ワン・モア・ライダー~ライヴ・イン・LA 2001あたりからでしょうか、ライブ作品がDVDでリリースされるようになりました。時代の趨勢にマッチングした素晴らしい仕事ですね。。。
さて、肝心なフェスの内容でしたが、どのギタリストも素晴らしいのですが、なんといっても、ジェフ・ベックのコーナーと、大トリの地元バディ・ガイのセットがとても良く、何度も何度も再生してしまいます。
私は、おそらく、動くジェフ・ベックを観たのは初めてかもしれません。
今の時代になっては、こういうフュージョンのようなスタイルはほとんど珍しいものではないのでしょうが、右手に粉を塗って、泥臭く指でピッキングするジェフ・ベックと、隣にいる21歳のお姉ちゃんベーシストとのツインフロント体制は、なんともいえないものがあります。。。
名曲『哀しみの恋人たち』が、とても印象的で、鬼気迫るものがありました。
クラプトンのバンドでは、ウィンウッドとのBlind Faith時代の名曲の再演が素晴らしく、『Presence Of The Lord』、『Can't Find My Way Home』の他に、クラプトン、ブラムホール、トラックスの3名のギタリストが抜けて、ウィリー・ウィークス、スティーヴ・ジョーダンをバックに、トラフィックの『Dear Mr.Fantasy』をウィンウッド自身のギターソロが聴けたのが良かった!
最後に、トリのバディ先生。
御年71歳。
とは思えない、凛としたたたずまい。
1曲目の『Mary Had A Little Lamb』は、以前に紹介したこれ。
SUPERSHOW THE LAST GREAT SIXTIES MUSICAL EVENT
69年のジャムイベント。ここでジャック・ブルース(b)、バディ・マイルス(ds)等とやりまくりのジャム・セッションを展開しているんですが、このときの曲を、MCの紹介が終わると同時に、Eのリフを弾き始めて、思わず鳥肌が立ってしまいました。
71歳ということは、ちょうど今の私の年齢(35)の倍なわけで、私も、あと倍、生きたあかつきには、あんなブルーズマンでありたいなあと、そう思いましたね!!まだまだ小学生ぐらいということなのでしょうか?!
それにしても、バディ・ガイのストラトから弾き出される痛烈なギターソロと、いつものとおりの、ハイトーンから入ってくるボーカルスタイルは、既にブルーズマンでありながら、このフェスの出演者の中誰よりも、パンキッシュな音楽であることを証明しています。
この先生の出演が、既に23時頃を回ってから、オウディエンスもそろそろくたびれている頃に、追い討ちをかけるかのごとく、怒涛のギターとハイピッチボーカルでやられたのでは、さぞかし疲労困憊となったことでしょう!
この場面を見ていたときに、バディ・ガイ・フォロワーとしての側面もあり、ウッドストックで出番が押し巻くって、明け方の5時ごろに登場して、やはり、弾き倒しまくる、ジミ・ヘンドリックスを思い出しました。
もはや、オウディエンスは疲れ果てていて、それでも構わず、爆音のワウギターで、『Voodoo Chile』を弾き倒す、ハイテンションなジミヘンを観た時に、このバディ先生のテッションの持って行き方を学んだのだなあと、しみじみ思うわけです。
やはり、音楽は輪廻転生で、スタイルが受け継がれていくものなのか。。。
残念ながら、このバディ先生のスタイルを継承した、弟子のジミヘンが既にこの世には無く、先生であるバディ・ガイが70を過ぎても現役でやりまくる姿は、感慨深いものを感じますね。。。
このフェスティバルでは、全編で垣間見えるのですが、フェンダー社が全面的にバックアップしているようで、ステージの裏手には、フェンダーのロゴの入ったテントが張られていて、そこでは、ギターやベースが並べられて、試奏することが出来たようです。
このフェス自体も、ギターフェスティバルと銘打っており、こういうライブショウと、ギターの販売をカップリングする仕事のやり方は、とても参考になります。今まで、楽器の販売主体で、そこに少しばかりのデモンストレーションというのは、巷にもあふれているのでしょうが、こういうライブフェスティバルに、ギターブースがくっついているのはあんまし聞いたことがなかったので。。。
クラプトンは私にとって、最初は、ギターの先生で、その後ブルーズの先生にもなって、現在は、まさに、音楽ビジネスの先生ということもいえるんですね。
我が社でも、三味線や三線をテーマにしたこういうフェスティバルを、いつの日か実現したいと思っています。。。
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面白いのは、クラプトンに近い出演者たちが、ホストバンド的な役割を果たし、そのバンドに大物がゲスト的に出演しているところ。
デレク・トラックスのバンドにジョニー・ウィンターが、ロバート・クレイのバンドにジミー・ヴォーン、ヒューバート・サムリン、そしてBBキングが、ヴィンス・ギルのバンドに、アルバート・リー、シェリル・クロウ、ウィリー・ネルスンが、そして、クラプトンのバンドに、ロビー・ロバートソン、さらには、スティーヴ・ウィンウッドが入ってきているんですね。
それぞれ、スライドギター競演、ブルーズ系、カントリー系、往年のロックヒーロー系とまとめられていますが、このように、ホストバンドをクラプトンの“部下”ともいえるミュージシャンたちが努め、そこにゲストで大物が出演しているというのは、ショウ的にはいろんな人たちが観ることが出来、なおかつ、フェスの進行的にも、バンドの入れ替えがスムースで、効率的なので、この仕事の進め方はとてもクラプトンらしくてスマートなやり方だなあ、とあらためて感服しました。
さらには、この7月に開催したフェスを、11月にはパッケージにして販売しているあたり、クラプトンの仕事の速さが素晴らしい!
以前サンレコかなにかで記事が書かれていましたが、現在のクラプトン関係のコンサートには、Protoolsシステムが搭載された録音用の大型トラックと、映像収録のための大型トラックの2台のトラックが必ず会場の外でスタンバっているようで、ワン・モア・カー、ワン・モア・ライダー~ライヴ・イン・LA 2001あたりからでしょうか、ライブ作品がDVDでリリースされるようになりました。時代の趨勢にマッチングした素晴らしい仕事ですね。。。
さて、肝心なフェスの内容でしたが、どのギタリストも素晴らしいのですが、なんといっても、ジェフ・ベックのコーナーと、大トリの地元バディ・ガイのセットがとても良く、何度も何度も再生してしまいます。
私は、おそらく、動くジェフ・ベックを観たのは初めてかもしれません。
今の時代になっては、こういうフュージョンのようなスタイルはほとんど珍しいものではないのでしょうが、右手に粉を塗って、泥臭く指でピッキングするジェフ・ベックと、隣にいる21歳のお姉ちゃんベーシストとのツインフロント体制は、なんともいえないものがあります。。。
名曲『哀しみの恋人たち』が、とても印象的で、鬼気迫るものがありました。
クラプトンのバンドでは、ウィンウッドとのBlind Faith時代の名曲の再演が素晴らしく、『Presence Of The Lord』、『Can't Find My Way Home』の他に、クラプトン、ブラムホール、トラックスの3名のギタリストが抜けて、ウィリー・ウィークス、スティーヴ・ジョーダンをバックに、トラフィックの『Dear Mr.Fantasy』をウィンウッド自身のギターソロが聴けたのが良かった!
最後に、トリのバディ先生。
御年71歳。
とは思えない、凛としたたたずまい。
1曲目の『Mary Had A Little Lamb』は、以前に紹介したこれ。
SUPERSHOW THE LAST GREAT SIXTIES MUSICAL EVENT69年のジャムイベント。ここでジャック・ブルース(b)、バディ・マイルス(ds)等とやりまくりのジャム・セッションを展開しているんですが、このときの曲を、MCの紹介が終わると同時に、Eのリフを弾き始めて、思わず鳥肌が立ってしまいました。
71歳ということは、ちょうど今の私の年齢(35)の倍なわけで、私も、あと倍、生きたあかつきには、あんなブルーズマンでありたいなあと、そう思いましたね!!まだまだ小学生ぐらいということなのでしょうか?!
それにしても、バディ・ガイのストラトから弾き出される痛烈なギターソロと、いつものとおりの、ハイトーンから入ってくるボーカルスタイルは、既にブルーズマンでありながら、このフェスの出演者の中誰よりも、パンキッシュな音楽であることを証明しています。
この先生の出演が、既に23時頃を回ってから、オウディエンスもそろそろくたびれている頃に、追い討ちをかけるかのごとく、怒涛のギターとハイピッチボーカルでやられたのでは、さぞかし疲労困憊となったことでしょう!
この場面を見ていたときに、バディ・ガイ・フォロワーとしての側面もあり、ウッドストックで出番が押し巻くって、明け方の5時ごろに登場して、やはり、弾き倒しまくる、ジミ・ヘンドリックスを思い出しました。
もはや、オウディエンスは疲れ果てていて、それでも構わず、爆音のワウギターで、『Voodoo Chile』を弾き倒す、ハイテンションなジミヘンを観た時に、このバディ先生のテッションの持って行き方を学んだのだなあと、しみじみ思うわけです。
やはり、音楽は輪廻転生で、スタイルが受け継がれていくものなのか。。。
残念ながら、このバディ先生のスタイルを継承した、弟子のジミヘンが既にこの世には無く、先生であるバディ・ガイが70を過ぎても現役でやりまくる姿は、感慨深いものを感じますね。。。
このフェスティバルでは、全編で垣間見えるのですが、フェンダー社が全面的にバックアップしているようで、ステージの裏手には、フェンダーのロゴの入ったテントが張られていて、そこでは、ギターやベースが並べられて、試奏することが出来たようです。
このフェス自体も、ギターフェスティバルと銘打っており、こういうライブショウと、ギターの販売をカップリングする仕事のやり方は、とても参考になります。今まで、楽器の販売主体で、そこに少しばかりのデモンストレーションというのは、巷にもあふれているのでしょうが、こういうライブフェスティバルに、ギターブースがくっついているのはあんまし聞いたことがなかったので。。。
クラプトンは私にとって、最初は、ギターの先生で、その後ブルーズの先生にもなって、現在は、まさに、音楽ビジネスの先生ということもいえるんですね。
我が社でも、三味線や三線をテーマにしたこういうフェスティバルを、いつの日か実現したいと思っています。。。
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